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run-of-the-mill: ありきたりの

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le CarreのA Most Wanted Manに以下の表現があった。

Issa is just an ordinary, run-of-the-mill spy's son like me, on his way to claim his dirty legacy from me, ... 「イッサは,私と同じくごくふつうの,ありきたりのスパイの息子で,汚れた遺産を引き出すために私のところに向かっている。...」

英英辞書の説明は以下の通り。
Cobuild:
A run-of-the-mill person or thing is very ordinary, with no special or interesting features.
I was just a very average run-of-the-mill kind of student...

OALD:
ordinary, with no special or interesting features a run-of-the-mill job
I didn't want to do just a run-of-the-mill job.
These should be run-of-the-mill problems to the experienced manager.

Wiktionary:
From 1922; from the fact that product produced by a mill should be uniform and like that of any other similar run.

さて、この「mill」だが、辞書を見てみると、時の試練を経るとか、つらくてネガティブな表現が多いことに気づく。

『新英和大辞典 第6版』:
Much water runs by the mill that the miller knows not of.
《諺》 人の知らぬ間にいろいろな変化が起こるもの.

『新英和中辞典 第7版』:
The mills of God grind slowly.
《諺》 天の報いは遅い(かもしれないがどんな悪事も必ず罰せられる), 「天網恢々((てんもうかいかい))疎((そ))にして漏らさず」.
through the m*ll 苦しい経験をして, 厳しく鍛えられて
・go through the mill 苦しい経験[厳しい訓練]を経る
・be put through the mill 厳しく鍛えられる

『リーダース英和辞典 第2版』:
No mill, no meal.
《諺》 'まかぬ種は生えぬ'.
A mill cannot grind with the water that is past.
《諺》 通り過ぎた水では水車も粉はひけない《過ぎ去った時間は使えない[過去の幸福は戻らない]から現在に生きよ》.

「mill」の語源は、『ジーニアス英和大辞典』によると、ラテン語の「mola(石うす)」で、基本的な意味は「製粉機」や「製粉所」,「水車場」などである。ちなみに英単語にも「mola」があり、こちらは魚の「マンボウ」をさす。手元の辞書には詳しい説明はないのだが、ラテン語の「mola(石うす)」とは関係あるのだろうか。マンボウの姿かたちから、想像できなくもないのだが。

A Perfect Spy by John le Carre

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この本を最後まで読み切った人間がはたして何人いるのだろうかと思わせる長さである。

当然と言えば当然だが、相当の英語力を持つ日本人でも読み通すのは大変で、1冊読み切るのにこれほどエネルギーのいる作品もないのではないか。

内容自体はルカレのほかの作品とは異なり、ルカレ自身の自叙伝ともいえ、文体と同様に複雑である。

しかし、このような作品が英文であれ日本語であれ、読めるというのは幸せなことだ(それを幸せと感じること自体が日本人としては少数に属すると思うが)。

読むのが大変だと感じる場合は、DVD版を先に見ることをお勧めする。

活字人間の正月

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年末ぎりぎりまで仕事をしていたのですが、ここまで仕事で缶詰め状態になると、大体いつもある種の禁断状態に陥ります。
そう、本を読む時間が確保できなくて、イライラするのです。

周りから見ると、なぜ落ち着かない様子なのか、わからないと思います。
以前、何かの本で加藤陽子さんが、空き時間が出来ると読書に没頭したいのだが、親戚の子供が遊びに来たりすると、かまってあげたりもするので大変だみたいなことを言っていたような気がするのですが、その気持ちはよくわかります。

今年の正月は多少時間が空いたので、読書の時間も確保でき、満足しています。
ちなみに、今は以下の本を同時並行で読んでいます。
以前に読んだ本もありますが、 特にルカレの本は、複数回、読む価値があると思うので。

スクールボーイ閣下〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
ジョン ル・カレ 村上 博基
4150404313
スクールボーイ閣下〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
ジョン ル・カレ 村上 博基
4150404321
A Cultural Theory of International Relations
Richard Ned Lebow
0521691885

テーブルの上には、まだ積読状態の本が山ほどあるのだけれど、さすが以これ以上は無理なので、この辺で、、、。