Gary Moore再び

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フィギュアスケート羽生結弦選手の活躍で「パリの散歩道(Parisienne Walkways)」への注目が高まっているという。
Gary自身は2011年に亡くなっており、生前の演奏はもはや記憶の中のみで生きているといってもよい。

私自身は、1980年代のGaryの演奏にどっぷりつかった世代であり、来日コンサートにも行っている。
このため、当時のエネルギーあふれる演奏をリアルタイムで体験することができ、とてもラッキーだと思っている。

特に、渋谷公会堂ではほとんどステージに近いところのチケットをゲットできたため、指の動きだけではなく、息遣いまではっきりと体に感じることができた。
正確な記憶ではないが、その時のオープニング曲はたしか「Don*t Take Me For A Loser」ではなかったかと思う。真っ赤なストラトを抱えてバックステージから飛び出してきたGaryは、最後までエネルギーを絶やすことなく、全力で観客と対峙するその姿は忘れることができない。



北アイルランド出身という背景から、今となってみればいろいろなことを考えてみるのだが、10代後半の世間知らずのギター少年だった自分にとっては、J.Beckと同様にかっこいい大人のギタリストの一人であり、どうすればあのような演奏ができるのかということしか頭になかったように思う。

羽生選手の幼い顔立ちと酸いも甘いも知り尽くしたGaryの憂いを秘めた表情がなかなか結びつかないのだが、羽入選手にはぜひ10年後にもう一度Garyの曲で演技してほしいと思う。
そのときは、できれば「Parisienne Walkways」ではなく、「The Loner」でお願いしたいと思う。

Wild Frontier
Gary Moore
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